Category Archives: 学級日誌

七夕祭

この日は、毎年この時期恒例の七夕祭がありました。
例年と違ったのが、会場と、出演者、ご協力くださった方々です。

かわいい子供たちの三味線や歌や踊りなどの発表をして頂いたりと、学習者にとっても、日本人ボランティアにとっても、めったにふれることができない日本文化にふれ、貴重な体験になったのではないかなあと私は思っています。
<私は生の三味線をちゃんと聞いたり、民謡を聞いたのは今日が初めてでした。>
私は司会ということで(途中から少しだけですが)させて頂いたのですが、マイクを持って人前で話すというまためったにない経験をさせて頂いたのですが、テレビカメラも来られていたようで、緊張してしまい何が何だかわからず、ベテランの方々に助けて頂きました。
またつくづく流石だなと思いました。
言葉遣いや運び方などいざマイクを持って、実際に自分がやるとなると、凄く難しいものです。
また良い経験、思い出となりました。

(イベント係・桑田裕子さん)

恒例の「七夕まつり」が行われました。
日本語教室開設当時から続く行事で、ことしで14回目か15回目になります。
今年は、会場が区民センターに移りましたので、広いホールを貸していただいて行いました。
例年通り、折り紙などで作った短冊に、みんなが願いごとを書いていきました。

「日本語がじょうずになりたい」「能力試験に合格しますように」等々のいつもながらの願いごとに混じって、「3億円当たりますように」とか、「絶対に金持ちになる」などの、お金に関する願いが目立ちました。
七夕本来の恋人との出逢いを求める短冊が少なかったのが、残念です。
(婚活女子や、婚活未満の女子を多く抱える協会としては、こちらも頑張ってもらいたいものです。)
初めての試みとして、同じ区民センターを利用している団体とのコラボレーションも行いました。
大阪の民謡を子どもたちに伝える活動を行っておられる「隆勢会」のみなさんに、ステージで民謡を披露していただきました。
外国のみなさんの中には、初めて民謡を聞く人たちも多く、大変、好評でした。
外国人学習者に好評の、「浴衣体験」を今年も実施しました。
こちらも着付けのお手伝いに港区ボランティアビューローの紹介でボランティアの方に来ていただきました。
港区コミュニティ協会との共催になり、地域のいろいろな団体との連携が深まり、良かったと思います。
最後に隆勢会のみなさんの三味線伴奏で「たなばたさま」の大合唱をし、全員で記念写真を撮りました。

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(自分の姿が見つけられますか?)
(広報担当)

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日本語能力試験に向けての聴解模擬試験

14_1今年第1回目の日本語能力試験に向けての聴解模擬試験をおこないました。

今年から新制度になりましたが、模擬試験のほうは、N1受験者は旧1級、N2、N3受験者は旧2級の試験問題で実施しました。
受験者は1級が8人、2級が13人でした。みんな頑張っていました。
試験が終わった後、制度変更に伴う出題形式の変更点について6班のメンバーから説明をしました。

2級問題の出来は全体としてあまりよくありませんでした。
でも、N3では旧2級と3級の中間レベルの問題が出題されますので、模擬試験よりも易しいはずですから、模擬試験の点数が悪くてもあまり気を落とさないでガンバッテほしいな、と思いました。
次の日曜日はいよいよ本番。いい成績を収めるよう期待しています。

(6班 Nさん)  

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3年前から市岡日本語教室でボランティア

今日のお相手は台湾からの就学生で、始めての顔合わせである。
“それで、貴方は何歳ですか?”この問いかけに、“28歳”と返って来た。
一見22,3歳に見えるが、もう28歳なのだ、と心で思う。 
そこから彼のお喋りが展開していく。 
”巨人阪神線のチケットは全然取れない“とか、”私もそうだけど君は太りすぎ、40歳過ぎたら糖尿病になるよ“と忠告すれば、肥満から相撲の話に飛び火し、朝青龍や白鵬が登場する。
 
最近話題の野球賭博にも話が及び、台湾でも野球界で同様のことが起きていると教えてくれた。 
聞けば昨年も九州で野球を観戦したとか。 
この彼、今年4月来日した割には日本語も上手く、日本の情報がやたら多い。
きっと台湾在住時から日本への関心があったに違いない。
話題の多さにこちらが圧倒されるくらいだ。
私が知った台湾からの留学生には日本贔屓が少なくない。
相手をする側としてもそういう人達と会えばやはり嬉しくなる。

私は3年前からここ市岡日本語教室でボランティアをするようになった。が、真面目なボランティアとはとてもいえない。
言うところの“枯れ木も山の賑わい“ボランティアである。 
それでも何とか継続出来ているのは、各ボランティアが非常に熱心に教室をサポートしてくれるからであり、又この組織が大阪的なおおらかさで運営されているからである。 
このおおらかさが無ければ、とても外国人を相手にこんなに永く教室を維持できないと思う。 
見事だとも思う。
私自身は一昨年市岡教室で会った台湾留学生を10ヶ月ホームステイさせた。 
その前段で、日本に来た留学生、就学生及び研修生が必ずしも日本人と親しくなれるわけではなく、そういう機会はそれほど多くないと知ったからである。 
彼女が日本人の家で生活し、日本の(頑固で怠惰な中高年ではあるが)生活習慣や日本人の考え方の一部分でも体験しながら、言葉を自然体で習得できればいいと思いついた結果である。 
昨年帰国後彼女は貿易会社に就職して、現在見事に日本人顧客に対応している。 
ボランティア側から見るとこれは嬉しい限りである。

その後ベトナムの研修生の相手をしたが、半年あまりで教室に来なくなった。
仕事が忙しくなったためか、学習が嫌になったのか分からない。
ただ帰国直前連絡があり、お世話になったからとベトナム料理をご馳走してくれた。 
帰国後、暫くしてベトナムの彼から“先生、もう一度日本へ行きたいよ。 
日本語をもっと勉強しておけばよかった”と電話が有った。 
現在の相手もベトナム研修生である。

私は彼が将来後悔しないように、滞在期間をチャンスと捉え過ごしてほしいと願っているので、うるさく小言を言う。 
きっと辟易しているに違いない。

(5班 Kさん)

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地域になじんでもらえる教室に

教室が区民センターに移って数カ月になります。
学習者もボランティアも大分落ち着いてきたように感じられます。

私は この区民センターに移ったのを機会に地域になじんでもらえる教室にしてはと考えます。
今度の七夕祭りなどは その一つだと思います。
幼稚園、小・中学校、地域人など いろんなところから参加してもらえたらと・・
市岡高校内では出来にくかった事ですが ここなら可能ではないでしょうか。

(4班 上田 富太郎さん)

今年の七夕まつりには、交流の一環として、地域で大阪の民謡をこどもたちに教えておられる「隆勢会」のみなさんにも、参加していただきます。
こどもたちが、笹飾りの短冊作りから一緒に参加し、後半では、大阪の民謡を披露してくれます。
最後は、こどもたちの三味線演奏で「たなばたさま」をみんなで歌う予定です。お楽しみに。

(渉外担当・札葉)

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学習者の数統計

学習場所が市岡高校同窓会館から港区民センターに移って2ヶ月経ちました。
最初は自分の班の場所が分からずまごまごしていた学習者がいたりしましたが、いろいろなことが落ち着いてきました。
市岡日本語教室として同窓会館に比べレベルが特に下がったということもあまりなくなってきたように思います。

だだ学習者の数が減っているように感じられます。
統計を採ってみました。

ボランティ数は昨年は4月平均78人、5月平均69人、4ー5月平均73人。
今年は4月平均71人、5月平均75人、4ー5月平均73人。

学習者数は  昨年は4月平均56人、5月平均63人、4ー5月平均60人。
今年は4月平均34人、5月平均48人、4ー5月平均42人。

4-5月平均でボランティア数は同じで学習者数は昨年の60人に比べ、今年は42人と、かなり減っています。
傾向としては4月の34人が5月は48人になってきていて、これからもこの傾向が続けばバランスは良くなってきます。

今でも教室はやや手狭ですが、それよりも学習者が多いほうが活気があるしまた、いろいろな国の人が来てくれればおもしろいので是非大勢の学習者に来て欲しいと思っています。

4班 小林 博さん

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ボランティアに参加して2カ月が経ちました。

市岡日本語教室のボランティアに参加して2カ月が経ちました。
まだ組織の内容や活動についてよく分からないことばかりですが、私が初めてこの教室に参加した時に感じた印象をお話します。

まず、その人数の多さにびっくりしました。
教室はむんむんとして活気にあふれていて、学習者たちの顔はどの人も生き生きしていました。
日本語を学ぶ目的は一人一人違うかもしれませんが、またその能力もさまざまですが、皆一様に一生懸命に取り組んでいるようでした。
私はこの人達の思いに答えることが出来るだろうかと身が縮む思いでした。

次に学習者達がいろんな国から集まってきていること、こんなにも多くの外国人がこの国にやってきていたんだと、いまさらながらに感じ入りました。
身振り手振りで、ある時は筆談で話をしながら、お互いの意思が通じた時は本当に嬉しかったです。
90分の時間はあっという間に過ぎてしまいます。

まだまだ教えるという身分ではありませんが、私のほうが教えてもらうことも多々あり、今は異文化交流を楽しむと言った感じです。
自分自身ももっと知識を磨いて、その知識の引き出しをふやし、学習者の欲していることにピンポイントで対応出来るようになりたいと思っています。

(1班 飯田幸恵さん)

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インドネシアのA君の質問

私はインドネシアのA君を担当しています。

今日は、日本の首相変わったんですか。
首相の任期は短いんですか。
首相が変わると日本人の生活はどう変わるんですか。
 と答えにくい事を聞かれた。
政権が変わった事、自民党・民主党の事を説明した。

仕事をして、日本語を勉強して、日本の事をもっと知ろうと努力しているA君に 今日も感心して、あっという間の学習時間でした。
やっぱり、わかりやすく説明するのは難しいです。

最後にA君が インドネシアだったらストしますけど 日本人はなんでストしないんですか と聞いてきました。
イタ~イ 一言でした。

(3班 花田 潤子さん)

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今週は約50人の外国人学習者が教室を訪れました。

港区民センターに移ってからはや2ヶ月。
やっと定着してきたのか、教室も昨年の活気を取り戻しました。

今年は、教室の移転のこともあり、区民センターの収容能力のこともあったので、宣伝を控えていましたが、
それでも、昨年並みの学習者数に戻ってきました。今週は約50人の外国人学習者が教室を訪れました。
2部屋とも満員で、うれしい悲鳴です。
区民センターのご好意で、当日、空きがあるときには、松竹と椿のほかに、もう1部屋貸していただいています。
来週からは、もう1部屋使えるときには5班がその部屋を使うことになりました。
ただ、これは、あくまでも、当日空きがある場合のみですので、必ず使えるとは限りません。

コミュニティー協会さん(=区民センターさん)のご好意で成り立っている日本語教室です。
感謝の気持ちを忘れず、甘えすぎないように気をつけながら、長く続けていければいいなと思っています。

(広報・札葉)

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YMCAインターナショナル・スクールのイベント

YMCAインターナショナル・スクールのイベントが弁天町のORC200で行われました。
昨年は新型インフルエンザの影響で中止になったのですが、今年も市岡日本語教室は、このイベントに参加しました。
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世界の屋台の部には、恒例のサンディアさんのスリランカ料理の屋台で参加しました。
このイベントは一般のお客さんの数は限られているため、売り上げは期待できないのですが、サンディアさんには、毎年採算度外視でイベントを盛り上げていただいています。
前日からの準備や後片付けも含めると相当な労力です。本当にありがとうございました。

 
 

また、こちらも恒例のミニ外国語教室ですが、今年はスペイン語講座をステージで行いました
講師はスペイン出身のスサナさん。9_2
お友だちのお手伝いも得て、YMCAの生徒さんたちもまきこんで、非常に楽しい講座になりました。
このミニ外国語教室は天保山まつりで行っていたのが始まりで、その頃から数えると10回目(10年目)くらいになるのではと思われます。
古くからの学習者が子連れで遊びに来てくれて、「天保山でやっていたミニ外国語教室ですね。」と喜んでくれていました。
彼女は以前はステージで何度も素晴らしいダンスを披露してくださった方です。

市岡ハーモニーバンドもいつもどおり、楽しい演奏と歌を聞かせてくれました。

(広報・札葉)

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ここでの経験は貴重なもの

今のわたしの学習パートナー(Aさん)は台湾人の女性の方です。
Aさんは留学生で今は貿易関係の専門学校に通っているそうで、日本語能力技能検定1級やその他の検定試験対策などを学校で勉強しているそうです。

専門学校で習うような専門的なことは知らなくても普通なのですが、日本語の文法や読解、作文でも添削や作成、説明を求められてもわからない、
たぶん~だなど曖昧になってしまうことが多々あり、その場で~だと断定できず、いつもAさんには申し訳ないなと反省しています。
しかしわからないことに出会うことにより、また私の勉強にもなります。
学校でも日本語の勉強をしているので、ここでの経験は貴重なものになっています。

今日は学校の宿題のチェック(文法)をしてと言われたので、したのですが、難しくまた課題(宝)が沢山あります。
また自分で調べたり、(Aさんの学校で)答え合わせのあとみせてもらいたいと思います。

(2班 桑田 裕子さん)

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