Category Archives: 学級日誌

12月15日(日)学級日誌

 天保山商店会の餅つき大会に参加しました。今年は学習者の申込者全員が来てくれました!勿論、皆さん、餅つきもつきたてのお餅を食べるのも初めての体験です。日本人でも、杵と石臼の餅つきをしたことがある方は少ないと思います。私も、子供の頃に餅丸めや、何度か杵でついてみる事ならありましたが、こちらの餅つき大会で大量の餅つきを体験し、その大変さにびっくりしました。今年も学習者達は、商店会の方々に教えて貰いながら餅を丸めたり、ふらふらと重い杵を持ち上げていました。最初は臼に真っすぐに下ろせなかった杵が、何度かやっているうちにコツをつかみ、いい音をたてて餅をついていました。中国人のキョウさん、タイのトアンさんは、長い時間、率先してついてくれました。風邪をひいていたタイの男性も頑張ってくれました。今年はつき手が少なかったので、商店会の方から助かったとのお声を頂きました。皆さん有難うございました!
学習者に、年末に近所の人達が協力して餅をつくという日本の少し懐かしい地域文化を体験して欲しいという思いから、この餅つき大会への参加を続けています。日本でも少なくなった行事ですが、お陰で、地元を離れ、近所付き合いとは縁遠くなった私にも疑似体験をさせて貰っています。コツも力も要る重労働で、私も毎年筋肉痛になります…。きっと若いとは言え学習者達も同じだと思います。それでも、寒い中、掛け声に合わせて餅をついたりぜんざいを食べたことが、思い出の一つになってくれたら嬉しいです。
お手伝いに来てくれたボランティアの皆さん、最後の片づけまで手伝って頂き有難うございました!
(イベント係 大城さん)

39_1 39_2

39_3

Posted in 学級日誌 | Leave a comment

12月13日(金)学級日誌

 台湾のショウさんが日本の花札を持ってきて教えてほしいと懇願された。私自身中学時代にした事あるが、なつかしさはあるがほとんど忘れていて、知人に聞くか本で読んで、後日教えることを約束した。日本の子どもたちもゲーム器中心でトランプすらも少ないのでなかろうか。近くの図書館で探したが、なかったので市内の図書館に2冊あり予約した。

学習者3人の修了書授与式があり、2班の李君(中国)と余さん(台湾)5班の林君(台湾)。受領後の挨拶で、李君は「2年前の10月に日本に来てほとんど日本語も喋れなっかたが、市岡日本語教室に来て様々な国の学習者が体を使って喋っていて、それに励まされた。日本の事情、文化など色々教わりありがたかった。辛い時もあったが教室に来て元気をもらった。こんな組織はありがたい」と流暢な日本語であった。来年4月から念願の明治大学経営学部に入学し、将来は日本の企業に就職したいと目を輝やしていた。

余さんは「教室に来るのが楽しみで11月の京都伏見の酒蔵、御香宮神社見学のハイキングや、ボランティアの先生方に色んな所へ連れていってもらって楽しかった。台湾に帰って就職します。是非遊びに来てください」と嬉しそうに話していた。11ヶ月の日本語教室であった。

その後、弁天町近くの中華料理店を借りきり,ボランテイア、学習者30名参加で10年余りボランティアをされた松本夫妻が福岡に転居されるので,同時に送別会を盛大に楽しく行った。御夫妻を知る旧いボランティアも数人駆けつけ別れ惜しんでいた。「福岡でも日本語教室を探して頑張ります」と笑顔で挨拶された。健康に留意され是非とも頑張って頂きたい。

(2班 田渕さん)

Posted in 学級日誌 | Leave a comment

11月29日(金)学級日誌

久しぶりに学習者との時間を頂きました、日本に1年留学され日本の各地を旅行されたとのことでしたので、それについて日本語で旅行時の感想、疑問等お話をして頂きました。そこで日本には火山があること、聞いていて話が通じなくなって用紙に火山と推測、火山の絵を描きました。その横に漢字で火山と書き示すと火の字が山の所に付いていたので不思議に思い首をかしげクエスチョンポーズ、そこで山から火が吹き出てくる絵を描いて説明いい加減な英語での説明よりはるかに絵の方が理解してもらえる事を痛感しました。直接楽しく会話出来る我々の市岡の学習スタイルの良さを実感した金曜の時間でした。

(5班 Sさん)

Posted in 学級日誌 | Leave a comment

11月22日(金)学級日誌

 最近、新しい学習者が増えて来ました。4班でもボランティア不足を感じるぐらいですが、その分 活気づいています。今日も2人を教務から依頼されたのですが どうしようもなく1人だけにしてもらって僕が受け持ちました。

カナダ出身のデービッド君。インタビュー時点で そこそこ日本語が話せそうだったので、彼の希望も聞いた上で、会話中心で進めることにしました。彼は 1週間の内、 月・火・水は中学校で、木・金は小学校で英語を教えています。彼が言うには、小学生は元気がいいのに 中学生になると 間違いを恐れてか 会話が上手く行かないそうです。彼自身は 子供の頃見たテレビや映画で日本に興味を持ち、大学で日本語を学んだそうです。特に武道が好きで、大阪城にある修道館で居合道をやり、2段の腕前です。お寿司も日本酒も好きな頼もしいカナダ人です。学習中 ずっとTシャツでした。僕はカナダについての知識が全くといっていいほどなかったのですが、前日の夜のニュースで、コカインで問題になっているトロントの市長の事をやっていたのを思い出し、その話を皮切りに カナダの西と東での国民性の違いや少し硬い話題 そして、スポーツの話、例えばアメリカンフットボールとカナディアンフットボールの違いなど教えてもらいました。今日は初めてであり、雑談に終始したのですが、彼が続けてくれるなら テーマを決めて それを中心に会話をしたほうがいいなと思いました。

(4班 Mさん)

Posted in 学級日誌 | Leave a comment

秋のハイキング 京都伏見の酒造見学へ■

天気予報は雨、雷と最悪の中、午前10時10分の集合時間頃には曇天で実施。ボランティア、学習者44人の参加者でgo!
京阪電車中書島駅着いた頃はかなりの雨で、傘の行列で月桂冠大倉記念館へ。
年配の男性から酒造りの工程や大倉酒造の歴史などの説明を聞き、酒造り職人らが伝統の歌を唄いながら作業するのは、時間を計ることと眠らないようにとのことでした。
見学者は40年前の味の酒、大吟醸、ラム風酒のきき酒を試飲し、初めて日本酒を味わう学習者たちも「おいしい」『飲みやすい」と好評であった。月桂冠180 cc入りをお土産にもらい、ニッコリ!見学後は、雨もやみ好運であったが、予定を変更して近くの公園で昼食にした。車座になりボランティア手作りの、おにぎりや卵焼き、みかん、ワッフルまで学習者と分け合い、楽しい昼食であった。
8日に修了証をもらったベトナムのトイ君がみんなに母国の春巻きを差し入れてくれた。朝早くから何十本と作ったのであろう。ありがとうトイ君、昨秋ベトナム訪問以来、1年ぶりのご賞味である。
昼食後、やはり雨はふってきた。歩いて数分の黄桜記念館へ。小島功氏のかっぱ原画展は、なつかしかった。記念館を出る頃には、雨は激しくなってきたが御香水神社へ。境内に湧く「御香水」は日本百選の一つであり、丁度、「七、五、三参り」の時季であったが、生憎この雨にもかかわらず数組だが、かわいい晴れ着姿のお参りに、学習者達は盛んに、シャッターを切っていた。
天気最悪の中、無事、実施できたことは市岡日本語教室の日頃の精励の賜物であろう。
(2班 田渕さん)

Posted in 学級日誌 | Leave a comment

11月10日(日)京都伏見の遠足

京都伏見の遠足に行って来ました。あいにく天気は雨でしたが46人もの方が参加してくださいました♪

10時10分、京橋駅で集合、班ごとで点呼を取ったあと京阪電車で中書島に向かいました。中書島駅に着いた時、大雨でしたが月桂冠大倉記念館で係の人の説明を聞きながら案内をうけて、お酒の試飲(3種類)をした後、奇跡的に雨が上がり中庭で集合写真を撮る事が出来ました。

それから少しの間フリータイム。みんな写真を撮ったり、お土産を買ったりと楽しい時間を過ごしました。

雨が上がっている内にランチをとることになり近くの川沿いの公園でランチタイム。ベトナムのトイくんが生春巻きを沢山作ってきてくれて皆で食べました。とても美味しかったです♪トイくんは生春巻きを作るのに朝早く起きて作って来てくれたと聞き感激でした。

ランチの後、黄桜記念館と御香宮神社に行きましたが雨がひどくなってきた為、予定を変更し御香宮神社にて解散となりました。

遠足は普段の教室ではなかなか話出来ない他の班の学習者やボランティアの方とお話する事ができ良い機会だなぁと思いました。また来年も参加したいと思います。

最後に下見や段取りしてくださった皆さん、ありがとうございました。楽しい遠足になりました。

そして今回参加出来なかった方は次回ぜひ参加して下さいね。

(1班 Fさん)

Posted in 学級日誌 | Leave a comment

11月8日(金) 学級日誌

今日も先週に続いて弁天町学習センターでの教室。新学習者も数名来てくれた。熱心に和気合い合いの雰囲気。2班も台湾出身の留学生を受け入れ、来週から港区民センターに戻ることを地図に書いて説明した。

修了後、他班の2名の3年間の研修を終えたベトナム出身のチエン君とトイ君の終了書授与式があった。また、数年ぶりに訪れた2名の台湾出身者のあいさつがあった。

お礼の挨拶でチェン君は「最初は、ほとんど日本語が分からず辛かったが市岡日本語教室で日本語や色々なことを教えてもらいありがとうございました。ベトナムに帰っても日本語忘れません。ベトナムに来たら連絡してください。」と笑顔で答えた。

トイ君は「最初は恥ずかしかった。バイキングや遊びの思い出一杯で楽しかった。お世話になりました。皆さんのことは絶対忘れません。そして私のことを忘れないでください」と今回も恥ずかしそうだったが、十分伝わった。多くのボランティアが感激していた 。

2人共、熱心で時には残業で疲れているにもかかわらず、8時すぎているが 明るく笑顔で教室に駆けつけ少しの時間でも勉強しようといゆ姿勢に心を打たれた。ベトナムでの彼らの活躍を祈るばかりである。

彼らの送別会では40人近く集まったと聞く。誰もが認めるすばらしい人柄のおかげだろう。

台湾出身の2人は、達者な日本語で挨拶し、一人は2年間、関西外語へ通いもう一人は「市岡日本語教室は学校よりテレビより、よく教えてくれた。皆さん(学習者〉頑張ってください」と、我々にとっては嬉しい言葉であった。

(2班 田渕さん)

Posted in 学級日誌 | Leave a comment

10月11日(金)学級日誌

今日、私が担当した学習者の方は10月8日に中国から来日したばかりの女性でした。

日本語は全く話すことができません。私も中国語は全く解りません。班長さんからテキストのコピーを頂き、50音から始めました。大変ですが少しでも早く日本語を話せるようにお手伝いできればと思っております。 いつも思うのですが、もし私が逆の立場で言葉の通じない外国に居たら何を望むだろうかと。 だから、できるだけ学習者の方には安心して続けていただけるよう接する事を心掛けています。学習者の方は千差万別です。日本語を全く話せない方から流暢に話せる方まで。そして、毎週必ず出席する方から気紛れで急に来なくなったりする方まで。 できれば、できるだけ多くの方に継続して来て頂ける事を願います。私たちが行っている事はとても小さな事ですが、学習者の方が自国に帰った時、日本はとても素晴らしい国です。と、伝えてもらえるよう誠実に取り組んでいきたいと思います。

(3班 山口さん)

Posted in 学級日誌 | Leave a comment

10月4日(金)学級日誌

中国出身の李君が念願の大学に合格したと、満面の笑みで報告してくれた。

日本の大学へ進学したいと大きな夢を抱いて、来日して2年ぐらいになるだろうか。

今春、関西の複数の大学を受験したが、いずれも不合格の知らせで壁の高さに落胆した

が、猛勉強の末、東京の私大合格の報に喜びを抑えきれなっかた。夢多き彼の

将来に一つでも多く実現することを期待している。

新学習者も少しずつ増え、我が班も2人の台湾出身の女子学習者を受け入れられた。

各班とも活気ある学習風景であった。彼女達の夢の実現を祈るばかりである。

帰国する人、大阪を離れる人、 又、新しく入ってくる人など出会いがあり、別れがある。

歓送迎会の準備をせねばならない。

(2班 田渕さん)

Posted in 学級日誌 | Leave a comment

9月20日(金)学級日誌

 本日、久しぶりに日本語教室に参加させていただきました。参加状況については、我が班ではボランティアが7人~8人、学習者が5人~6人ぐらいだったかと思います。全体の参加者は、相互にいつもながらの熱心でなごやかな教室の雰囲気をつくっていました。

当方が担当させていただいた今日の学習者は、台湾の林さんで、日本語の本格的な学習は今年の4月から「なんば」の日本語学校に通うことで始まったという好青年です。日本語や日本への興味は、中学生の頃から持ち始め、最初は日本のアイドルに強い関心があったそうです。中学・高校では、クラブ活動でバイオリンを弾いていました。大学では薬学を修め、漢方薬と西薬(西洋薬学)の両方に通じる薬剤師の資格を取られています。希望する大学の薬学部に入るまでの苦労話を、台湾の教育制度や大学入試システムの説明を交えながら話してくださいました。

大学での講義以外に、科学博物館の学芸員から野山に生きる薬草の知識を得たことも大学生生活の思い出の中で話されました。この件については聴く人に分かりやすい日本語で、要点を整理してプレゼンテーションできるようにしたらどうかとアドバイスさせていただいて本日の教室は終わりました。台湾にいるときに日本語検定2級を独学で取得しているので、少し高いレベルの日本語が使いこなせるよう大きな期待を持った次第です。日本では、大学院で健康食品や栄養学について学びたいという希望を持っておられます。

8時半になって「教室」が終わり、本日の活動内容を記録するために、私が担当ボランティア「川端」と書いたとき「有名な作家と同じですね。」と言われた。最近の日本の若い世代でも、ノーベル賞作家の「川端康成」を知らない人が多いことにがっかりする場面が少なくありませんが、彼は知っていましたね。

本日の日本語教室参加があまりにご無沙汰でしたので、ウッカリと自分の名札を持ったまま帰ってしまいました。関班長殿、ごめんなさい。次回にお返しいたします。

(5班 川端さん)

Posted in 学級日誌 | Leave a comment