Category Archives: 学級日誌

11月16日(金)学級日誌

私は今年4月のスタートより、担当の生徒を受け持たせてもらっています。3月の末に見学に来ていきなり、一人の(その頃21歳)の女性と巡り逢いました。簡単に担当を持たせてもらっ たと言うよりも、巡り逢うべくして逢ってしまった彼女です。私は初めてだし、緊張しいだし・・・その心配を埋めるかのよう に彼女は私の心の中に自然に飛び込んで来てくれました。今日は市岡の感想をと言うことでしたが、授業が 始まると正直、生徒と私の二人の世界です。他のことは聞こえてこないほど。普通に感想で良いとのことでしたので生徒とのこ とを書いています。生徒は最初私のことをどう呼んで良いのか?悩んでいたように思います。先生にしては頼りないのでしょ う。ある時から「おかあさん」と呼んでくれるようになりました。私も子供がいないのでそう呼んでもらうことが嬉しいし、純 粋で真っ直ぐな彼女は日本語を少しでも上手になりたいと言う姿勢を私に見せ、私もそれに応えるべく色々な参考書を書店に見 に行ったりしました。「早くおかあさんに会いたい」「少しでもおかあさんと話したい」といつも言ってくれるし、私も気持ち は同じです。それに生徒は私に「おかあさん、私がタイに帰っても忘れないでください。」胸を打つ言葉でしたし、勿論、忘れ るわけがありません。最後にお別れがくるときに私自身の気持ちはどうなるのだろう?と思うぐらい本当に良い生徒と巡り逢えたと思っています。彼 女に巡り逢わなかったら今の楽しい気持ちの私は半減していたでしょう。でも、ここ市岡教室の門を叩かなかったらこの出逢い はなかったのです。市岡教室に感謝しています。 皆さんも色んな想いで来られてる方々でしょし、良い方がお集まりだと承知しています。市岡教室がいつまでも 日本と諸外国を繋ぐ架け橋となって居続けてください。
(2班 沼田さん)

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11月9日(金)学級日誌

 先週に引き続き弁天町市民学習センターでの開催でした。
今月25日のにある遠足の申し込みの締切で、申し込み用紙の配布や回収をしましたが、皆さんに連絡は行き届いていたでしょうか。
翌々日の日曜日には4、5班の希望者で京都東福寺へ遊びにいきました。雪舟の庭園、東福寺の通天橋を経て、泉涌寺の来迎院の茶室で簡単な茶道体験をしました。もみじは予想以上に色づいてきれいな赤色の葉も多く見られ、観光客は雨天だったため少なく余裕を持って拝観することができました。
学習者の方たちにとって日本らしい景色や文化を感じいい思い出となれば嬉しいです。
今年は例年に比べ少し早い紅葉シーズンとなり、遠足の25日には見頃かもしれません。

(5班 吉岡さん)

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11月2日(金)学級日誌

 皆さん、カロム又はキャロム(carrom) って知ってますか?
先週の金曜日に、ワンワールドフェスティバルやその他いろいろな国際交流イベントに参加しているスリランカ出身のサンディアさんが、10月7日 に来日したばかりの、スリランカの留学生ササニさん(女性)を伴って教室にやって来ました。彼女は学校から紹介されたアルバイトがあって教室に来 れるのが本日のみということで、サンディアさん、ササニさん、私(前田)の3人でトークを始めました。2年間、スリランカで日本語を勉強しただけ あって、かなりの会話力。わからない言葉はサンディアさんに通訳してもらって家族の話から(お兄さんはモスクワの大学の医学部に在学中)、彼女が 日本の大学で経済学を学びたいと思っていることなどを話しました。そして、趣味の話題になると、俄然、盛り上がりました。ダンスが好きなこと、そ してなんと、カロムではスリランカ代表としてインドの国際大会に出場したとのこと。しかし、カロムがどんなものか全くわからない。そこで僕の持っ てたタブレットで画像を見ながら説明してもらっても、その画像が彼女のやっているカロムと少し違うなど、ますます混乱。そうこうしているうちに残 念ながらタイムアップ。翌日からカロムについて少し調べました。インド又はエジプト発祥とされており、ビリヤードの原型。インド、スリランカ、ネ パールでは国民的娯楽?1988年に国際キャロム連盟が設立され統一ルールがつくられています。さて、日本ではどうか?これがとんでもないことに なっています。滋賀県彦根市では一家に一台、ボードを所有していて知らない人はいない。ところが大津市などでは誰も知らない。そしてなんと、日本 の南極観測隊員はほとんどの人がやった経験がある。そういえば、何年か前、このことで探偵ナイトスクープが取り上げていたことを思い出しました。皆さんの中で、南極観測隊員もしくは彦根市に親戚か知り合いのいる方はカロムについてぜひ聞いてください。そしてその結果を教えてください。
(4班 前田さん)

そのナイトスクープは私も見ました。滋賀県のどっかの町では、普通の店で
売ってて、学校にもクラブがあるというような内容でした。ボードゲーム の一種だったような。
(2班 札葉さん)

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10月26日(金)学級日誌

 先週は新しい学習者でごった返したのですが、今週はちょっと出足が遅いような。みんな1回こっきりなのかなと思っていたら、7時を少し過ぎた頃 につぎつぎとやってきました。聞くと、この日は学校の遠足で奈良まで行ってきたとか。若草山の話に子どものころを思い出しました。50年前は、奈 良県民の休日の娯楽と言えば、家族でお弁当を持って若草山に登ること。ケンミンショーに出られるくらい当たり前でした。
何はともあれ、大勢やってきた新規学習者のみなさんが、続けてやってきてくれたことにほっとしました。
(2班Fさん)

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10月19日(金)学級日誌

「台湾と日本の架け橋になりたい」。これは二年半の日本での生活を終え、帰国することになった顧さんの終了式における 言葉です。班が異なり、彼女を知らなかった私ですら「いいなー」と胸が熱くなったのですから、直接関わった方の胸中は如何ばかりかと。ボ ランティア冥利に尽きるとはこのことではないかと思った瞬間でした。
今日は、何時にも増して大勢の学習者とボランティアが教室に集い、活 気溢れる二時間でした。尤もそれに気付いたのは終了を知らせる予鈴を聴いてからのことです。学習者と向き合っている時間は、学習者の顔を 見ているか、下を見ているかで教室全体を見る余裕もなく過ごしているからです。今、私は台湾出身のお嬢さんを受け持っています。今日が3 回目。先週は郵便局で目にした様々な用語を書き出していました。払い出し、払い戻し、振替、振込み、為替、太枠等等。私達が普段何気なく 使い分けている言葉の数々を改めて考える機会を頂いています。料金と代金、用意する・仕度する・準備する、そんな言葉が頭の中でぐるぐる 回る毎日は結構愉しく、私でいいのかな?出来るかな?と常に不安が付きまとっている日々を、払拭できないまでも、教室に居られる事に感謝 する日々に少しずつ変えてくれています。最近買った「類語例解辞典」と友達にもなれそうで楽しみです。
(2班 Mさ ん)
顧さんは、ずいぶん長い間、市岡に通ってきてくれました。日本の会社で働いておられたので、もっと長い間おられるのかと思っていたら、 突然の別れでした。今後の活躍が楽しみです。
今日はずいぶんたくさんの新規学習者が訪れました。おそらく20人を越えていたと思います。日本語学校の10月新学年が始まり、留学生 が団体で来ました。このまま定着してくれることを期待したいと思います。おかげで、どの班もボランティアが足らず、てんてこまい。私も久 しぶりに学習者を担当しました。みなさん、休まずに来てください。
(広報・札葉)

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10月12日(金)学級日誌

 日中の半袖も厳しくなり秋らしくなって来ました。そして、少しずつ冬が近づいています。
今日は市岡日本語教室に初めてきた新入生と1対1の形式で学習しました。まず、簡単な自己紹介をしました。彼は台湾出身で以前ワーキングホリ デーで日本に来ていました。(東京で) 私も何度か台湾に行った事があるので話が弾みました。特に食べ物の話しは・・・
彼には悩みがあります。ショッピング等で多いようですが日本人が使っている言葉や会話で何を言っているかわからない時がたまにあるようです。わ からない言葉を言われてもそれを覚えられないので友達等誰にも聞けないのです。海外に行った時、私もそのような経験は多々あります。なので彼の気 持ちが凄くわかります。何か良い解決法はないでしょうかね?
学習者さんたちも日々勉強ですが私も一緒に日本語の勉強をしているような気がします。改めて思います。日本語難しいなぁ~と。
(1班 Yさん)

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10月5日(金)学級日誌

 ボランティアさんの中には体調を崩された幾人かをお見受け致しますが、それにも負けずに参加されている方を見ると、市岡の存在が学習者さんの為にあるだけでなく、我々自身の糧、励みか、ボランティア精神か、自分自身が癒されているのか、なんとも不思議な空間を戴ける場所のように思われます。あっと言う間に私も13年近く参加させて戴いて、金曜日のボランティア、学習者さんの顔を見るのが楽しみで仕事をしています。学習者さんに日本語学習のお手伝いをさせていただくのが、一番の目的ではあるのでしょうが、参加されるボランティアさんが居心地の良い空間と思われるように育てていくのも我々ボランティアの役目と思います。今後この教室も環境が変わる時期が来るやもしれませんが、どうぞ皆さんの力で良い環境を作って行く団体にしましょう。
(5班 Sさん)

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9月28日(金)学級日誌

 ようやく朝晩でも秋らしい気候になり、食べ物が美味しく感じる食欲の秋到来です。まだ日中は暑いですが… 予報では秋が短く、すぐ冬の寒さになると耳にしました。冬が苦手な私は辛い(T ^ T)
今まで以上に出無精になるでしょう。
今日は新しい学習者さん二名とベテランのボランティア先輩と四人での学習でした。二人共、台湾から来られた好青年で、秋だけに互いの郷土の食べ物の話で盛り上がりました。学習者さんは食べ物の話は楽しいですね! と言ってました。時間が時間だけにお腹が空いてきたとも… 今回は娘をボランティア見学で参加させてもらいました。私よりも学習者の方々と近い年齢でもありますし、話も合うかなと… ところが、なんと敬語でなく、タメ口での会話でした。いくら年が近いからと言って初対面なのに…(汗) 心広い学習者さんでしたので、調子合わせて下さってました。ちなみに学習者さんはタメ口って言葉知ってました。初めての参加で緊張するかと思ってました。娘はフレンドリーな会話の方がいいかと思ったらしくタメ口になったみたいです。英語より日本語が難しいと言っていた学習者に覚えなくていい様な日本語を聞かせてしまった事にゴメンナサイと反省な学習日でした。
今回あまり機会のない先輩との学習会で、勉強にもなりました。まだ、ボランティアとしての期間が浅いですが試行錯誤しながら学習者さんと一緒に勉強していきたいと思います。
(4班 Kさん)

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9月21日(金)学級日誌

 1ケ月前、学習者の李君は、お子さんを抱っこしたお姉さんに付き添われ市岡日本語教室にやってきました。日本在住のお姉さんのところで6ケ月間の滞在、12月には 帰国します。初対面の彼(李君)は少々緊張している様子。日本語を習得したいと思ったきかっけは、姪っ子ちゃん(9ケ月)の保育所でのこと。沢山の保育園児に話しかけられた李君は・・・さっぱり、わからない・・ 園児達と会話がしたいという、気持ちになったそうです。毎週、李君に付き添って来るお姉さんは、本当に弟思いのお姉さんです。そして、お姉さんの通訳は何より頼りになる助っ人です。
今日は、先週と違い学習者の出席が多く、ボランティアが足らないくら い。教室内は活気でいっぱい、賑やかな雰囲気の中、あちらこちらで勉強が始 まりました。でも、まだ来ていない李君を待ちながら・・・今日は欠席かな? すると、こんばんは!笑顔で!教室に入ってきました。
来てくれたんや!“ほっ!”と・・・
早速、机に筆記用具を準備し、“今日もよろしくお願いします“ 理解できるまで適当な返事をしない姿勢に彼の習得したい意気込みを感じ ます。勉強中、説明に戸惑っていた私に、隣にいた台湾の周君が、自分の電子辞 書を差し出してくれました。気遣いに感謝です。本当に助かりました。これは、日頃から学習者とボランティアとのコミュニケーションを心がけ てくださった、赤川班長のお蔭だと思います。
今日も、あっ!と言う間の楽しい90分に 終了の鐘が。教室の雰囲気に慣れてきた李君にジョークが! 楽しんでくれたのかな? ありがとうございました。そして、笑顔でさようなら”と。この笑顔が、ボランティア継続の糧です。来週も、そして、これから帰国まで、この市岡日本語教室に来てくれるこ とを願って!
(3班Tさん)

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9月14日(金)学級日誌

 1斑では学習終了後、十月より九州大学大学院へ入学するK君と、七月の日本語能力検定でのN1合格者一人、N3合格者三人の、お祝いを兼ねて親 睦会を持ちました。
K君は大学院で農薬の勉強をするために日本へ来ました。言葉の壁にぶつかりながらも、受験を見事に克服した彼には、これからもっともっとむつか しい日本語を勉強していかなければなりませんが、しっかり勉強して日本の知識を中国に持ち帰って、社会に役立てて欲しいものと念じています。
ボランティア 学習者入り混じっての親睦会は、大いに盛り上がり、楽しいひと時を過ごしたことは、云うまでもありません。
(1班 Kさん)

最近金曜日の夕方に雨が降ることが多い気がします。 今日も降っていまし
た。雨だと自転車で教室に来られる方は 特に大変ですよね。 久しぶりに、担当させて頂いている上海からの留学生 フンさんと勉強しました。最近、彼はアルバイトを始めて忙しく なっているのに限られた時間でも来てくれて嬉しいです。 長く通ってきてくれている学習者の方の日本語の上達や環境の変化 などを見れることも、とても楽しいです。それに伴ってニーズも変化します。 そういう進化を感じることで モチベーションも上がります。 その為にも、学習者の皆さんが長く通いたくなるような教室の雰囲気作りを 意識したいと思っています。 更に教室以外のアクティビティも充実させたいなと思っています。
(2班 Kさん)

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