Category Archives: 学級日誌

4月5日(金)学級日誌

3月はさよならの季節            

今年はいつもより10日くらい早い桜の開花宣言があったりで例年になく華やいだ年度末でしたが、寒かったり、 温かい日があったりで不安定な天気が続きました。我が3班にも3月で修了証をもらって帰国する学習者がいて、その中には、3人の台湾国籍の女の子たちがいました。わたしの学習者ヨウさんもその1人で、アルバイト 先でも3班内でも人気者の明るい女の子で、私は例年にも増して寂しくなるなと思いました。

3人の台湾の女の子を中心に3.班ではいつもやっているように今回も送別会を開きました。班のほぼ全員と学習者も加わっ て、大人数の参加者でにぎやかな送別会になりました。食べて、飲んで、おしゃべりして楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。ボラン ティアも学習者もスマホで写真をとり合い、住所を交換し、また会えることを信じて別れました。送別会からしばらく経ったころ、ヨウさんから メールでお婆様の訃報が届きました。お悔やみの言葉の最後に、「また会いましょうね、ヨウさん」と書き入れました。

4月になり 25年度の最初の授業が始まりました。さっそく新しい学習者、ベトナム人のコンさんがやってきました。「さあ切り替えて、漢字を勉強したいコンさ んのためにテキストを探さなければ」と思っている今日この頃です。

(3班 堤田伸佳さん)

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3月29日(金)ボランティア研修2日目

ボランティア研修2日目、講師は先週と同じ及川先生〈ヒューマン、アカデミー〉です。助詞「に」「へ」「は」「が」等を初級の学習者にどのように教えるか。「へ」は必ず場所に、「に」は時間、目的などに使う。「が」は新しい情報に、「は」は古い情報のとき使う。〈例文は省略さしてもらう〉とにかく学者には説明しにくいがルールとして覚えてもらう、とのことであると。又、助詞の説明に困ったら、助詞のイメージがあり、「を」は目的、直接対象、「で」は範囲限定、「へ」は方向、などを教えるとよいとのこと。今まで自分では分かってるのだが、それを初級者に理解してもらうには、どのように説明すればよいか頭を悩ましていたが、少しは対応できそうだ。ボランティア50名程が熱心に耳を傾け、予定の時間を15分程オーバーしたが、出席者にしか分からないノウハウを得たような気持ちになった。
(2班 田渕守雄さん)

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3月22日(金)ボランティア研修会

49_1通常の学習はお休みをいただいて、ボランティア研修会を行いました。ヒューマンアカデミーの及川篤先生から、日本語の初級の学習者に対する直説法による指導の仕方について、詳しく教えていただきました。講習の詳細については、後日、このホームページや会報でもお知らせします。40名弱の参加でした。
同時に、新規ボランティア希望者に対して、説明会を行いました。新しくボランティアを希望する人たちに、柳村理事から説明がありました。こちらは、10名程度の参加でした。
(広報担当)

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3月15日(金)オープンクラス

48_1 今年度最後の教室は、恒例のオープンクラスでした。日ごろは話すことの少ない他の班の人たちや、自分の担当していない学習者と話すよい機会です。また、互いの親睦をはかるうえでも、大事な行事です。
今回は、昨年の3月にに引き続きミニ運動会を実施しました。学習者、ボランティア取り混ぜて四つのチームに分け、スプーンレース、借り物競争、伝言ゲームなどを楽しみました。そして、最後は恒例のフルーツバスケットです。老いも若きも、全力で走り回りました。
毎年名司会者ぶりを発揮してくださるひとみさん、企画運営、準備を担当してくださったイベント係のみなさん、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
(2班 Fさん)

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3月8日(金)学級日誌

 来週はオープンクラス、3月末2週はボランテイア研修の予定で事実上は今日 が今年度の最終の学習日となった。私の長年のパートナーのOさんは仕 事が忙し くなかなか出席できない。支援センターの職に就いて2年、残業、講習。彼女自 身が講師を務める中国語教室。そして新しく秘書検定の資格取 得にもチャレン ジしていて私はそのエネルギーに圧倒されっぱなし。先年私の近くにご家族で転 居してこられたのを幸いに近所のカフェや私の家で課外 レッスンと称してほと んどお喋りを愉しんでいるこの頃である。
そんなワケで今年に入ってからは、台湾から日本語学校に短期留学している許 さんのお相手を8週間連続でさせていただいた。「1月7日に大阪に来 て今日 で4日目です」という彼は台湾で4カ月だけ日本語を学んだと言う。エッ!?そ れでどうしてこんなに話せるの?とびっくり!完璧な発音ではな いにしても 「話」が通じることに驚く。大学院の修士をマスターして2年間、公務員の仕事 をしていたが毎日、単調な仕事をするのがイヤになり悩んだ 末父上に相談した ところ「君に夢があるならがんばりなさい」と励まされ日本語を学び始めたとの こと。短期滞在なのでカレンダーを見ると市岡には残 り7回しか通えないので とにかく休まないで必ず出席してほしいと伝えた。90分間、耳を澄ませ気持ち を集中させて、お互いに用紙に走り書きをした り時には媒介語として簡単な英 語を使い不明の点はすぐに「先生ちょっと待ってください」と頻繁に質問。私が 書きちらしたメモ用紙もすべて持ち帰 る。Oさん相手ではもはや必要のない自作 (?)のテキストを2回目からは持参した。「人の気持ちや物を形容する言葉」 「身体の部分」「日常の挨 拶」、中でも「カタカナ英語」が難しかったよう だ。(日本語になってしまった、へんてこりんな英語。テーブル・テキスト・ト レンド・・・膨大な言 葉の習得も日本語の日常会話では必須)最終の3月1日 に終了証書を頂く日まで無遅刻で休まず来てくれた許さん。週末の東京行きが中 止になれば8日 も来ますと言っていたがやはり1日(金)が最終になった。携 帯電話を台湾に置いてきた彼は友だちの電話を借りて私の携帯に電話をしてきてく
れた。丁寧なお礼の挨拶のあと「台湾に遊びにきてくださいね、案内します」 と。聡明で爽やか、律儀な許さんの言葉に胸がいっぱいになって「ありが と う!元気でね・・・再見!」しか言えなかった。
(4班 皇暢子さん)

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3月1日(金)学級日誌

 先週 同じ班のボランテイア仲間から、うれしい連絡が入りました。前回の市岡新聞に原稿を出してくれた学習者で、ネパール出身の「カフレ プレム君」が、お父さんと一緒に京阪守口市駅の近くで、インド・ネパール料理店をオープンしたということでした。場所は京阪守口市駅西改札を出て徒歩3分「レスンガ(Resunga)」という店で、住所は守口市寺内町2-7-5荒萬ビル1Fです。早速 様子を見に行かせていただきましたが、店に入るなりスパイスのいい香りが漂ってきて、非常に感じのいい店です。食事をする時間がなかったので、チャイだけをいただきましたが非常においしく、食事も絶対おいしいと確信しました。是非ボランテイアや学習者の皆さんも一度行ってみてください。ただカフレ君は、店で日本語で応対できるのは彼だけなので、市岡にはしばらくこれないとのことです。尚 3月末までの割引券を預かっていますので、必要な方は3班の赤川までお申し出ください。私たち3班は近いうちに、彼の店でボランテイア懇親会を開く計画を立てています。(3班 赤川)

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2月22日(金)学級日誌

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 今日は長い間市岡日本語教室に通っていた学習者の修了式がありました。アメリカ出身のLさん。5年以上も前からこの教室で学習していました。い ろいろな行事にも参加してもらいました。本当に一緒に楽しい時間をすごしましたが、別れの時が来て、残念です。長い間担当していただいたNさん、 お疲れ様でした。また、来日するかもしれないという事なので、再会を楽しみにしておきます。
(2班 Fさん)

ちょうど一年程前、私は中国での語学留学を終え、ボランティアに参加させていただくようになりました。自ら語学を学んで感じたことは、聴く、話すことを繰り返すということの大切さでした。
私は今、台湾の学生2人を教えています。私が話をしていてわからない事があれば、いくつか例文を話し理解してもらった後、彼らに例文を話してもらうようにしてます。また次、そのまた次も話題に組み込み話すようにしています。何度か繰り返すうち彼らは理解でき、自然に使いこなせるようになっています。その時は私も内心うれしい気持ちになります(^^)
みなさまも生徒の方がわからなかったり、質問されたことは、メモを取り次回も話題に組み込んで話すようにしてみるといいかもしれませんよ♪
(2班 Y.Nさん)

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2月15日(金)学級日誌

全く日本語の読み書きが出来ない超初心者の外国人学習者が来校した時の応対に関し、自分自身では過去の実績から何とか対応出来ていたのが、「例外 は、やはりある」、と認識させられた出来事がありました。かなり老齢の漢字圏の国の方でしたが、自分の国の言語に関し文盲のように見受けられたの で、指導に為す術がなかったのです。今までは、日本語で話して理解が難しければ、相手の国の言葉で書いて説明して「日本語を教える」という相互交 流が出来ていたのが、それが出来なかったのです。日本語の基礎学習を含めた殆どの雑談で何とか授業時間をフルに満たすことは出来ましたが、初めて の状況で、「本当に世の中は千差万別、反省しきり」となりました。今後への指導要領の良い経験をさせて貰いました。
(1班 Oさん)

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2月8日(金)学級日誌

 今日の新規の学習者は13人。学習者全体では軽く50人を超えています。班によってはボランティアが足りない様子でした。このところ、毎週新しい学習者が大勢訪れ、活気にあふれています。寒い中でも教室は熱気でいっぱいでした。
(2班 Fさん)

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2月2日(土)-3日(日)ワンワールドフェスティバル

42_1 2月2日(土)、3日(日)の2日間、上本町の国際交流センターで、関西最大の国際交流のおまつり、ワンワールドフェスティバルが開催されま した。外務省、JICAなどの大手から、民間の草の根のNGO、NPOまで、数多くの国際交流団体が参加しました。今年で20回目の開催だそうで すが、市岡日本語教室では、10年ほど前から(もっと前かも)参加しています。
今年も、宣伝と運営資金稼ぎを兼ねて、民族屋台部門に出展しました。
メニューは韓国料理のチヂミ、トッポギ、ホットク、ユズ茶。こちらは、韓国出身のヨジンさんの指導を仰ぎました。2日の朝には、ヨジンさんと、 韓国釜山から急遽来日のミランさんも、仕込みに駆けつけてくれました。新メニューのホットクが好評でした。
もう一つの新メニューは台湾の酸辣湯(スアンラータン)。こちらは、台湾出身のブルーさんの提案です。台湾産の特別なお酢を使って味付けしまし た。もちろん、2日間ともブルーさんが店頭に立ちました。
今年はお天気にも恵まれ、暖かく、風もなく、屋外のテントでの活動も苦になりませんでした。お天気のおかげもあって、両日ともたくさんのお客さ んがつめかけてくれました。売り上げも、そこそこあり、目標を達成しました。
もちろん、出展の目的は資金稼ぎだけではありません。今までのこのワンフェスがきっかけとなって、ボランティアに加わってくださった方も大勢い ます。今年も、多くの出会いがありました。国際交流に関わる人、興味のある人たちが多く訪れますので、知った顔との再会も多くあり、また、新しい 出会いもたくさんありました。これがきっかけとなって、ボランティアが増えたり、横のつながりができるとうれしいです。
2日間、たくさんのボランティア、学習者が手伝ってくれました。みなさん、本当にありがとう。また、住吉高校の生徒さんや卒業生も大勢お手伝い に来てくれました。みなさんも、本当にありがとう。手伝ってくださった皆さんも、このフェスティバルを楽しんでいただけたのなら、なお嬉しいで す。
来年もよろしくお願いします。

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第20回目の「ワン・ワールド・フェスティバル」国際協力のお祭りが、2月2~3日に国際交流センターで行われました。市岡日本語教室は民族料理模擬店に参加し、恒例のチヂミ・トッポギ・ゆず茶に加え、台湾風サンラータン、ホットクをメニューに追加しました。2日の朝は少し雨が残り天気が心配されましたが、販売開始頃になると晴れてきて暖かい、いや、暑いぐらいの天候になり、どんどん来場者は増え大賑わいでした。ホットクもあっという間に売り切れ、続いてサンラータン・トッポギも売り切れました。
3日は前日に増して来場者が増え大繁盛!!! 頑張って売りましたねー! 今年は天候・気温に恵まれ大勢の来場者でした。私たちも寒くなくてほんとに良かったです。
2日間の来客数は16,500人。(フェスティバル全体) 純利益は*****円でした。計画・準備・当日のお手伝いに参加されたボランティア・学習者のみなさま、大変お疲れ様でした!
とても充実した時間を過ごせ楽しかったですね! 来年ももっともっとみんなで頑張りましょう!!
(5班 K.Mさん)

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