Category Archives: 学級日誌

学習者もボランテイアも楽しく日本語を話す

盆の休みも終わって、教室にも学習者の明るい声が増えてきました。
私たちの班も、夏休みで帰国していた学習者も帰ってきて、にぎやかになってきました。

学習者も入れ替わりがけっこう激しく、少し日本や日本語になれてくると、アルバイトで教室に来れなくなったりして、学習者とボランテイアの調整が大変です。
幸いなことに当班では、ボランテイアの出席率がいいので、新しい学習者をできるだけ受け入れて、常に学習者とボランテイアが1対1で学習している状況を作ることに、心を配っています。

先日は、当班のボランテイアの1人が、大連海洋大学に赴任することになり、ボランテイアで歓送会をしたのですが、その時 もと学習者が飛び入りで参加してくれて大いに盛り上がりました。
彼も今は、英会話教師の仕事が忙しく教室には出席していませんが、アフター8:30で時間が合えば、飲み会には参加してくれています。

このように当班では、学習者もボランテイアも楽しく日本語を話すことをモットーに活動しています。

(3班 Aさん)

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遠い国から長期にわたり滞在中一緒に楽しんでいます。

約1ヶ月ぶりの学習日は天気も怪しい日でしたがたくさんの学習者が賑やかに集まりました。

私の担当はベトナムのTくん。
先週の休みにはこのTくんも誘い他のボランティアの方たちとインド料理をたべに行き、その話題から入りました。

日本語検定はN5を受験したT君も日本に来て半年がすぎ大分会話ができるようになりました。
N4の教材を使い語彙や漢字の勉強をしましたが、聴解の勉強をやりたいと希望したので、読んでみたのですが
大抵、「男の人と女の人が話しています」で始まり、その会話を聞いて質問に答える設定。
当然、私一人の声なのでわかりにくい。
一生懸命、声の高低で表現したら、とてもおかしそうに笑われました。

遠い国から長期にわたり滞在中、狭いコミュニティで固まることなく、日本語の勉強を通して日本の生活を楽しむお手伝いができたらという気持ちで一緒に楽しんでいます。

(5班 Yさん)

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恒例の港区民まつり

今年も恒例の港区民まつりに参加しました。23_1

テントを1ついただいて、活動の紹介等を行いました。
3人の元学習者が民族衣装で参加してくれました。
おなじみの中国内モンゴル出身のソルハン、ザサライの兄弟。
2人とも教室に良く来ていた頃は本当に小さくて、かわいい子供たちでしたが、今では大学生と中学生に成長していました。
身長も私たちより高くなっていました。
もう一人は、ネパール出身のカルマさん。
彼女も最近は教室に来ることはまれで、主にイベントの時にだけ顔を見せに来てくれています。
彼女も2人の小学生のお子さんのお母さんになっていて、2人を連れての参加でした。

暑い中、お疲れ様でした。

(広報・札葉)

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夏のボランティア研修第2回目

研修会の第2回目です。
講師は先週に引き続き澤田幸子先生です。

今回は、港区民センターの都合が悪く、1年以上ぶりに市岡高校の会議室をお借りしました。
研修の中身については、中国で日本語教師として活躍中の森啓さんが、一時帰国中に参加してくれましたので、彼にお願いしました。

2011年8月5日 市岡日本語教室ボランティア研修会

澤田先生のお話を聞いてその通りだと感じ、とても納得するとともに勉強になったと思ったことを3つ書きます。
1つめは「テキストを使うことのメリットとデメリット」についてです。
「みんなの日本語」をはじめとする日本語テキストには平易で簡明な「例文」が使われていて、「文型」として日本語の基礎を習得するのにとても役立ちます。しかし、このようなテキストでは「できるだけ多くの文型」を説明しようとするために、個々の文型の「重要度」(実際の会話などでの使用頻度)が分かりにくくなっています。それを判断することがとても大切なのだというお話は、全くその通りだと納得しました。
2つめは「できないところをひとまずおいて、先へ進む」ということです。学習者の中には、何度も同じところで躓く方がいます。週1回1時間半の中で、その同じところを毎回繰り返すのは、学習者にとってもそしてボランティアにとっても根気のいる作業になってしまいます。それならその部分はひとまず置いておいて、新しいことへ進むべきだというお話でした。これもその通りで、進んでいくうちに必ず躓いたところを乗り越える力が付いてくるのだと思います。
最後は1つめと重なっているのですが、「何が必要で大切かを見極めること」です。先週「学習者とともにボランティアも(かんたんな)日本語を学んでいかなければならない。」というお話がありました。これは、学習者のニーズにもよりますが、「かんたんな日本語」「よく使う表現」というのが重要であって、テキストの文型などの中でも実際の会話で使用頻度が高くないもの(特に学習者にとって難易度の高いもの)は、それほど重視する必要がない、ということです。このお話もその通りだと、とても勉強になりました。
私は2001年から08年7月まで市岡にボランティアとして参加し、08年9月から今年7月までは市岡からの派遣という形で大連海洋大学(旧・水産学院)で日本語教師をさせていただきました。今年9月からはこの経験を生かし、同じ中国の鞍山師範学院という大学で日本語教師をすることになりました。
今回の研修会で学んだことも生かしていきたいと思います。ありがとうございました。

(森 啓さん)

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恒例の夏のボランティア研修

21_1恒例の夏のボランティア研修が開催されました。
今回の講師は2週連続で、日本語教師の澤田幸子先生にお願いしました。
中身については、後ほど、アンケート結果等と一緒にブログの方で紹介したいと思います。

(広報・札葉)

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1学期最後の日本語教室

1学期最後の日本語教室でした。
いつもどおりおおぜいの学習者が集まりました。
来週からの夏休み、旅行の計画を話す人たち、楽しい話で盛り上がっていました。

夏休み明けの最初の教室は8月19日です。また、元気な顔を見せてください。

(6班 Fさん)

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直接法で勉強 奮闘中です!

今年の夏で6年ボランティアをさせてもらっています現在6班のKです。
以前までは2班に所属しておりましたが、日本語検定試験、またその勉強、対策に興味を持ち6班に移動させて頂きました。
今担当させて頂いている学習者さんは検定試験を受験する前の段階の方で、日本語初級の方です。
今の学習者(Aさん)は中国の出身の方で、漢字を使って書いても「うわっ嫌!わからない!」っという顔をされない、寧ろ喜ばれるということに甘えながら一緒に学習しています。(笑)

しかし全てが全てそうできるわけではありません。
中国で使われている漢字の意味と日本でのそれとは異なるものもあるからです。
私自身中国語の学習歴がなく、わからないのでその「境界」を手探りで探りながら勉強しています。

今は2人に共通した言語がなく、片言の日本語、英語(単語レベル)で説明したりしています。
時間はかかりますが、ほぼ直接法を用いています。しかし私はまだまだだなぁとつくづく思います。
Aさんに頼ってばかりだからです。
Aさんは勘が良く、私の拙い直接法による説明、練習でもわかってくれ、練習をしてくれます。
それでは私はいつまでも、日本語教師に近づくことができない、教え方が上手くならないので、他人任せではなく、ちゃんと反省し、次に繋げていけるように目下奮闘中です!

しかし、私自身は学生でテストや、今年は実習など様々あり、なかなか来られなく、班の皆さんをはじめたくさんの方にご迷惑ばかりおかけしているのですが、皆さんにはいつも優しくして頂いています。
この場をお借りしてお礼の言葉を述べさせて頂きます。いつも有り難うございます。

またこれからも私に出来ることを積極的に見つけ、頑張っていきたいと思っております!宜しくお願い致します。

(6班 Kさん)

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スピーチのテーマを「香港の軽食」

担当の学習者さんが遅れてくるということで、今日は香港から留学中のDさんと学習することになりました。

日本語学校へ通う彼女、週明けに授業で3分間スピーチをしなければならないとのこと。
香港について知りたいことはないかと尋ねられました。
私は迷わず「食べもの!」。異国の食文化は何度聞いても飽きない、楽しいトピックです。
リクエストを受け、Dさんはスピーチのテーマを「香港の軽食」に決めて話し始めました。

香港では軽食を小食ということ、日本語に訳すと「たまごちゃん」という名の焼き菓子、日本版とは少々趣の異なるフレンチトースト…。
どれも美味しそうで、夕食前のお腹がぐうぐう鳴ります。
「あ、それはベビーカステラに似てるね」
「日本ではね、」
と私もあれこれ紹介したりで、話は大いに盛り上がりました。
説明のためにイラストを描けば、二人揃って巧いとは言えない出来映えに大笑い。
こういう瞬間にまた気持ちが近づくような気がします。
おしゃべりに終始し、結局スピーチの原稿はほとんど出来ないままに終了時間を迎えてしまいましたが、Dさんにとっては問題なく、また楽しんでくれたようなのでほっとしました。

彼女はほぼ毎週通ってくれていますが、人数の関係か、担当のボランティアがまだ固定していません。
他の班で同じく担当が決まっていない学習者さんからは、生活の中の困り事などを誰に相談してよいか分からない、担当がいる学習者が羨ましい、という旨の話を聞いたこともあります。
しかし出席者数の変動等もあり、全員が毎回同じ人と組むのは不可能です。
幸いDさんに関しては、彼女の可愛らしい人柄と5班のボランティアさん達の気配りもあって寂しい思いをしている様子はありませんが、担当や班に拘ることなく学習者が質問や相談をしやすい雰囲気づくりが大切だと改めて感じました。
そのために、ボランティアとして欠席や遅刻は極力減らし、また学習者さんへの積極的な挨拶や声かけを実践していきたいと思います。

(5班 Aさん)

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元副理事長の中山政夫氏

元副理事長の中山政夫氏がお亡くなりになりました。17_1

新しい会員の方はご存じないでしょうが、古くからの会員の方でご存じない方はいないと思います。 
中山氏は2004年ごろまで、実質的に市 岡日本語教室の運営をされていた方です。
谷口さん、小島さんとの3人体制で、教務、総務、広報、渉外にわたるあらゆる実務を3人で切り盛りさ れていました。
当時の八木理事長はご高齢で、めったに現場には来られませんでしたから、中山さんが実務面でも、体制面でもずっとトップで協会 を仕切っておられました。
とても精力的で、協会の活動に熱意を持っておられ、全ての時間を協会のために使っておられるような方でした。
中山さ んの熱意なくしては、市岡日本語教室はありえませんでした。本当に長い間お疲れさまでした。
2004年以降は清く身をひかれ、後の体制に口を挟むこともなく、見守っていただいておりました。ご病気で療養中と聞いておりましたが、ついに帰らぬ身となられました。

ご冥福をお祈り申し上げます。

(この写真は2003年7月のオープンクラスのときのものです。)

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恒例の七夕まつり

恒例の七夕まつりが行われました。
七夕まつりは日本語教室が始まった16年まえからあったと伝えられている一番伝統のある行事です。

7時前後から、三々五々集まってきた学習者たちが笹飾りを始めます。
並行して舞台の上ではさまざまな出し物も行われていきます。
こちらも恒例の五味さんの交野・枚方地域の七夕伝説のお話。
ハーモニーバンドの演奏。
ベトナムの学習者の歌。
ミャンマーの女性の水掛祭り (お正月)の踊り。
そして、去年からコラボを組んでいる隆勢会の子供たちの民謡。大変楽しい催しになりました。

短冊に書かれた笹飾りの願いごとがかなうといいですね。

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(6班 Fさん)

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